稲の種まき

ゴールデンウイークといえば、わが家的には種まきの日。
一家総出+親戚応援も得て、総勢11人で500枚近くの苗箱に種をまきます。

まず、苗箱に土を1センチ強の厚さに敷き詰めます。
次に、機械を反転して敷き詰めた土の上に水、種籾[もみ]、覆土の順にかぶせてトラックor仮置き場へ。

午前2時間午後3時間ですが、ちょうどいい労働です。

とはいえ、種もみは品種が混ざらないように気をつけますし、播種量は結構気を遣います。こうやってみると日本の農業って設備投資がかかるんですよね。しかも電気がないとこの機械は動かないのです。ガソリン・軽油がなければ田植機もコンバインもトラクタも動きません。原油と農業って意外ですけど、直結です。

余談ですが、この種まき機械、私が小学生の頃のものはハンドルを回す人力でした。土入れは全くの手動で、一つ一つ手で詰めては板で表面を整えてました。さすがに田植えは手押しの2条植えでした(現在は乗用、4条植え)、刈り取りはさすがに乗用コンバインでした。

さて、隣の町ではこういう作業はありません。種に鳥よけの鉄粉を混ぜた酸素コーティング剤をまぶして、専用機械で乾田に打ち込んでいきます。種まき+田植えを一発でやるというわけです。もちろんその機械はそれなりのお値段(たぶんプリウス1台より高い)するわけですが、労力削減と言うことだとずっと革命的です。水の量が少ない当地ではちょっと難しいですが、それでもなんとか低コスト高品質につなげていきたいものです。

あしたは苗箱を苗代(いわば稲の赤ちゃんベッド)に置く作業です。泥の中を長靴で行き来しますのでそれなりの負担が腰に来ますが、がんばります。