久しぶりにテレビドラマを最初から最後まで観た。

緒方拳主演「帽子」(NHK広島制作)
http://www.nhk.or.jp/hiroshima/eighty/boushi/index.html

を観た。


広島弁と呉・広島の景色が懐かしくて、緒方さんの広島弁が懐かしくて、泣けた。

劇中に出てきた「のほほんと生きる」というのは心に沁みた。
まったく、自分がどれだけのものを落としてきたのか、どれだけのものが手元にあるのかを考えずにはいられなかった。それでも自分は幸せにやっているのだと思う。心から思う。

だから、それプラス、のほほんと生きよう、と思った。


ちゃんとドラマを通しで観たのは数年ぶりではないだろうか。
それくらい、緒方拳の渾身の演技。
最後まで仕事してはったのだね。男の生き方や。ご冥福をお祈りします。

(いきかたと書いて生き方・逝き方どちらを取るべきか、一瞬躊躇した。しかし、日々を生きる以上は「生」の字で書くべきだろうと思った。)