草刈機で草を刈る

田の草刈を父親としてきました。

草刈機を使っての作業、混合油(ガソリンと2サイクルオイルを混ぜるんですね)のエンジンに長い柄、先の部分が回転するようになっていて、そこに鋸の付いた回転カッターがあります。

これで地面すれすれのところ、回転カッターを左右に揺らしながら草を刈っていきます。カッターは反時計回りですので、右から左へ行くときには刈り取り、、左から右へは回送ということになります。

あぜ草を刈っていくわけですが、結構あぶない作業です。
私はメガネ男子(笑)なのですが、何度か小石が飛んできました。父は裸眼なので、保護メガネ。ズボンは草の粉末だらけ。あぜ道はひと一人分の幅しかないので転落やつまづきの内容に気をつけます。

2時間程の作業で田1枚+周囲の草を刈ることが出来ました。小さいうちに刈っておくと背が高くなる草を刈る手間が省けますし、害虫の発生源を抑えることも出来ます。

それにしてもえらいなと思うのは、田の草たちは毎年ちゃんと生えてくるのです。根が残るタイプのは分かるんですが、1年草のカラスノエンドウとかレンゲはどうなのかと。思うに残った数本が一生懸命種を飛ばして(風や鳥のフンに運んでもらって)生えるのでしょう。あるいは土中の種は耕耘(こううん)と同時に土中に潜ってしまい、必ずしも翌年ではない年に生えるのか。生命力と同時にしたたかさや、生き延びる工夫もあるんだなと思います。もちろん人の手が入らなければ、優占種があっという間に田を荒れ地、林に戻してしまうでしょう。

食料自給率云々なんて実はどうでも良くて、この景色・自然のシステムの中で活かされてるに過ぎないのかな、等と思いました。