震災から15年

昨夜は神戸新聞の7日間というドラマを観た。

原作は神戸新聞の100日 

神戸新聞の100日 (角川ソフィア文庫)

神戸新聞の100日 (角川ソフィア文庫)

で、原作は持っている(永久保存予定)なので、デティールを思い出しながら観たのだけど、途中から涙があふれてきた。

烈震で壊滅的な被害を受けた神戸新聞の記者やカメラマン、配達所の人たちが京都新聞などの協力をえて新聞発行にこぎつけていくのだけど、あの惨状を当時の画像や写真で観たときに、なんともいえない人間の無力さと強さ、新聞発行という使命に力を尽くす人たちの強さに心を打たれた。(なんて、奇麗事じゃないほど、あのときの地震はひどかったのだし、心理的なケアなどを考えたときに過去形で語れる日なんて来るのかと思う)

もうひとつは、「人間いつ死ぬかわからない」ということから、「悔いの残らないように、やりたいことを一つでも多くやろう」と思った。
ともすれば明日は大体今日と同じ形でやってくると思いがちだが、あの地震はそれを明確に否定した。
だから、今日一日、この瞬間を、他人がなんと言おうとも自分の意思や気持ちを確かめながら生きていくことが大事なのだ(もちろん社会の規範も大事ですが、それが常識なのかといわれると少し?がつく。)