朝の散歩

昨日今日と朝の散歩が出来ている。
実に良いことだ。

何度かチャレンジしては三日坊主にすらならなかったのだが、この間からちょっと調子がいいみたいで再チャレンジしてみた。

4時半だとまだ夜なんだけどほのかに朝の来る感じがする。
懐中電灯はあってもなくてもという感じ。
歩いていくうちに夜の静寂が少しづつ解けていく。
竹林の間を抜けていくと、懐中電灯はもういらない。薄明かりの中もう夜ではないことが自覚される。

研ぎ澄まされた空気、土から上がる水蒸気が霧となっている。気が巡ってくるのがわかる。
12,3分の地点で折り返す。
見上げれば濃紺の夜からが徐々に薄まっていき白の領域を挟んで山裾はオレンジ。
自然の織りなすパノラマにしばし立ちすくんで天を見る。
少しでもそのパノラマを楽しみたくて瞳が大きくあいているのが自分でもわかった。
BGMは小鳥のさえずり。いつのまにそんなに始まったのか何を語っているのか。想像するだに愉しい。
竹林の間をもどって行く。
藪の中からうぐいすの鳴き声。前回よりもずっとずっとうまくなっている。何度でも聞きたい。
家に帰り着いたら5時。
思考能力が活性化されている幸せな時間だと思う。