ウエサク祭に行ってきました。

2011年5月17日(火曜日)満月 に鞍馬寺で行われたウエサク祭(五月満月祭)に行ってきました。
前々から気にはなっていたのですが、気がついたのは当日の午後。
滝ノーラさんのメルマガで「今日は満月で、ウエサク祭」と気付かされ、心が揺れました。


前の自分だったら揺れただけでいこうかどうか迷ってるうちに時間切れだったことでしょう。今回も揺れましたが一度行ってみようということで、帰って大急ぎで着替えてラッシュとは全然逆方向の電車に乗りました。(さすがにスーツで行く気にはならなかった。iPhoneで情報を調べる中で夜は寒いということはわかったので。)


叡電で鞍馬についたのは21時半。すれ違う上りの電車(=山を下るのですが都会へ向かうので上り電車です・笑)は第1部を終えて帰る人で満員でした。ケーブルと山道・階段で上がっていくと数百人の人がすでに座って第2部の準備をしていました。すれ違う人の手には赤いローソクの炎。幻想的とも神秘的とも少し違う独特の雰囲気です。

22時になって御鈴の音と共に瞑想。数百人が一斉に満月に向かって瞑想です。
凛とした空気のなかにどこか柔らかい感じがしてとても癒されていくのを感じました。天と地がつながると言う話がありますがなるほどなぁと感じた次第。あとで詳しい方に聞いたところではまさにこれはゲシュタルト療法そのものだそうで。

続いて第3部は一転してお経を一緒に唱えたりします。毘沙門天が出てきたり観世音菩薩が出てきたり、奥のほうに祀られているのは魔王様だしもうなんでもあり(笑)こういう感じいいなぁと思いました。で、23時半頃終わり。もう叡電の終電は出ています。そのまま寝袋で満月に抱かれる人、護摩木?を燃やした炎を囲んで朝まで語り合うグループ、休憩所に入って寒さを凌ぐグループなどいろいろです。私は上着を1枚忘れるという痛恨のミスをしていたので休憩所に入って夜を明かしましたが、満月はとても美しく、人々の気も満ちているように感じました。

翌朝は4時頃から明るくなり始めて下山。ケーブルは動いてないので由比神社によったり、湧き水を頂いたりしながら30分以上かけて下りました。叡電がきらら号だったのも嬉しいご褒美でした。


徹夜するかどうかはともかくも、今度は第1部にぜひ参加したいなと思いました。
来年の五月満月、今からチェックですな。